こんばんは!
本当は昨日書く予定だったのですが、ここ数日めちゃくちゃ忙しくて遅れてしまいました…


さて、今回は前回のつづき。
猫の室内飼育を勧める理由
~ご近所トラブルのリスク編~


です!

前回は病気やケガのリスクについて説明しました。
でも、お外のキケンはそれだけではありません…


迷子

まずはこれですね。
普段からお外に行き慣れている子であれば、あまり心配いらないかもしれませんが、慣れない子がうっかりお外に出てしまうと予想外の動きをすることがあります。

ずっと室内で生活をしていた子にとって、お外は全てが未知の世界。
車の音にびっくりして飛び出して行ってしまうこともあれば、知らない人や音に怯えて物陰でじっとしている子もいます。(案外これが多いです)

これはやむを得ない事態なのですが、大きな地震の際にびっくりして外に飛び出してしまう子は多いようです。
そういう時はまず近くの車の下や側溝の中をのぞいてみて下さい。
案外近くに隠れていることが多いですよ


また、お外にいき慣れている子でも油断はできません。
やはり危険なのは発情期

男の子は女の子を求めてかなり遠くまで旅に出てしまいます。
もともと男の子の普段の行動範囲は半径約3kmと言われていますので、中には迷って帰ってこれなくなってしまう子もいます。
もちろん動物は帰省本能が強いと言われますが、人間と同じく迷ってしまう子もいるんですね…。

そして迷子の期間が長くなれば、前回のブログ内容のキケンが伴ってくるというワケです


望まない繁殖

これも大きな問題ですね…
今でこそ地域猫運動や、避妊去勢手術の必要性が広まってきていますが、それでもまだ未避妊・未去勢の子が多いのが実情です。

お外にそういう子が出てしまうとどうなるでしょうか…。

 
猫は季節繁殖動物と言われ、1日の日照時間が12時間を超えると発情期がやってくるとされています。

また、猫は交尾排卵動物に分類され、交尾によって排卵が起こります。
そのため、交尾による妊娠確率が他の動物と比較にならないくらい高いんですね

さらに猫は子宮修復能力がとても高いため、出産をすればすぐにまた妊娠することが可能になります。
(授乳をしている間は発情は起こりませんが…)


春になるとあちこちで
『うちで子猫が生まれちゃって…』
という話を聞きますが、それはこの理由からだったんですね

望まれない妊娠は、生まれた子も頑張って産んだお母さんにとってもかわいそうなことです。
猫は動物なので、交尾や妊娠の制御はできませんから、せめて飼われている子は人間がコントロールしてあげましょう。


自分の家の雄猫がよその家の雌猫を妊娠させてしまって…
というのもトラブルのもとです


ご近所からの苦情

これは案外多いのではないでしょうか。
猫好きは盲目になりがちですが、世間は猫が好きな人ばかりではありません。

特に問題になりやすいのは

・オシッコ・ウンチ問題
・ゴミ荒らし
・鳴き声(特に発情期)
・花壇や車がキズつけられる

ですね。
特に雄猫(未去勢)はオシッコのニオイがとても強く、発情期の鳴き声は驚くくらい大きいものです。

さらに自分の家の大事な花壇や庭が荒らされるとなれば、猫が苦手でなくとも我慢ならないのではないでしょうか。
可愛い愛猫のせいでご近所との関係にヒビが入ってしまうなんて悲しいですよね…。



好奇心旺盛な猫達にとって外の世界はとっても魅力的です。
『ずっと家のなかなんてかわいそう!』
と感じる方もやはりいると思います。
お外に出たくて鳴いてるのを見ると、心が痛む気持ちも分かります。


でもお外に出すその前に、少し考えてみて下さい。
『かわいそう』と思ってしたことで、結果的につらく、かわいそうな思いをしてしまうかもしれません。


最近では猫グッズもたくさん販売されていて、工夫次第で室内でも楽しく過ごせるようにすることができます。
それでもどーーーしてもお外に出したいのであれば、せめて発情期は避けた方がいいかと思います

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確かに外は楽しそうだよね