こんばんは!
いよいよ花粉症のシーズン到来なのか、毎朝起きると鼻の中がかぴかぴです。
加湿器買おうかな…
さて、今日のテーマはチワワ
トイプー、ダックスと並ぶ人気犬種ですね!
日本ではあのアイフルのCMが人気に火が点いたきっかけではないでしょうか
ルーツは?
チワワの原産地はメキシコ
実は歴史の古~い犬種です。
古代アステカ文明の時代の『テチチ』と呼ばれていた犬種が祖先であるとされています。
このテチチの記録があるのは9世紀以降。
小さくてかわいい見た目ながら、なんと儀式の生贄として用いられてたそうです
その頃のお墓からは、チワワの骨が一緒に発掘されています。
死者を死後の世界へと導くとされていたんですね…
なんとコロンブスからスペイン国王への手紙にもチワワについての記載があったとのこと。
日本で飼われ始めたのは1970年代、人気が出始めたのもここ20年くらいですから新しい犬種と思われがちですが、昔から人間と共に生きていた犬種なんですね…
特徴や性格は?
1番の特徴はやはり、世界的にも認められた小さな身体でしょう。
基準としては体重3kg未満とされているようですが、大きな子も時々見かけますね
その他にも、他の犬種には見られないたくさんの特徴があります。
主なものを挙げるとすれば
・大きな目
・短く詰まった鼻吻
・アップルドームと呼ばれる大きな額
でしょうか。
もともとは短毛の犬種でしたが、そこにパピヨンやポメラニアンを交配してロングコートが生まれました。
日本ではロングコートが人気のようです
チワワの性格は見た目と違ってとっても大胆!
基本的に明るくて愛情深い犬種ではありますが、大きな犬種にも立ち向かっていく勇敢な一面もあります。
(私たち獣医師にも立ち向かってきます 笑)
正直、甘やかすと手が付けられなくなります…
飼いやすさは?
チワワは超小型犬に分類されますので、日本の狭い住宅スペースでも十分一緒に暮らせます。
その点だけでも十分に飼いやすい犬種といえるでしょう。
食事の量や排泄量も少なく、そういった現実的な部分を見ても一般家庭で飼うには負担は少ないと思われます
ただ、先ほども書いたようにチワワは結構気が強いです。
小さいからといってしつけを怠るとなかなか大変なことになりますので、油断はしないようにしましょう
いくら小さいといっても犬は犬。ウサギやハムスターとは違いますので…
多い病気は?
チワワは…病気が多いです。
この原因は悲しいですが人間にあります。
トイプーでも触れましたが、特に日本では小さい犬種が人気があります。
人気のある犬種は増やそうとするのが人間。
小さい犬種の方が世間的に好まれるせいで、どんどん小さく、目や頭は大きく改良(改悪?)されました。
その結果、無理な繁殖により頭部や骨格に問題のある個体が増えてしまったんですね…
そんなワケで、チワワには
水頭症やてんかんといった神経疾患や、膝蓋骨脱臼などの骨疾患が多いです。
水頭症というのは、脳にある側脳室というスペースに脳脊髄液が過剰に貯留し、脳実質が圧迫されてしまう病気です。
ほとんどが生まれつきのもので症状を起こさないことも多いですが、まれに痙攣や震えといった神経症状を起こす場合があります。
また、大きな頭という特徴ゆえ、頭部に『ペコ』と呼ばれる凹みがある子が時々見受けられます。
これは泉門と呼ばれる頭蓋骨の接合部の隙間です。(ヒトの赤ちゃんでもありますね)
大部分の子は成長につれてふさがりますが、時折成犬でも見られる子がいます。
そういった子は頭をぶつけたりといった大きな衝撃には特に注意しましょう。
また、小さい身体ですから思いもよらないケガを負うこともあります。
性格も勇敢で大型犬にも果敢に挑んでいきますから、ドッグランなどでは目を離さないようにしましょう!
…これで人気犬種3頭が終わりましたねー!
小さい子も大きい子も、それぞれの良さと大変なところがありますね
(チワワの絵描こうと思ったのにiPadが死亡した…)
そして!!明日と明後日はついに獣医師国家試験です!!!
全国の獣医学生たち頑張ってー!
もうちょっとで楽しい春休みが待ってるよ
いよいよ花粉症のシーズン到来なのか、毎朝起きると鼻の中がかぴかぴです。
加湿器買おうかな…
さて、今日のテーマはチワワ
トイプー、ダックスと並ぶ人気犬種ですね!
日本ではあのアイフルのCMが人気に火が点いたきっかけではないでしょうか
ルーツは?
チワワの原産地はメキシコ
実は歴史の古~い犬種です。
古代アステカ文明の時代の『テチチ』と呼ばれていた犬種が祖先であるとされています。
このテチチの記録があるのは9世紀以降。
小さくてかわいい見た目ながら、なんと儀式の生贄として用いられてたそうです
その頃のお墓からは、チワワの骨が一緒に発掘されています。
死者を死後の世界へと導くとされていたんですね…
なんとコロンブスからスペイン国王への手紙にもチワワについての記載があったとのこと。
日本で飼われ始めたのは1970年代、人気が出始めたのもここ20年くらいですから新しい犬種と思われがちですが、昔から人間と共に生きていた犬種なんですね…
特徴や性格は?
1番の特徴はやはり、世界的にも認められた小さな身体でしょう。
基準としては体重3kg未満とされているようですが、大きな子も時々見かけますね
その他にも、他の犬種には見られないたくさんの特徴があります。
主なものを挙げるとすれば
・大きな目
・短く詰まった鼻吻
・アップルドームと呼ばれる大きな額
でしょうか。
もともとは短毛の犬種でしたが、そこにパピヨンやポメラニアンを交配してロングコートが生まれました。
日本ではロングコートが人気のようです
チワワの性格は見た目と違ってとっても大胆!
基本的に明るくて愛情深い犬種ではありますが、大きな犬種にも立ち向かっていく勇敢な一面もあります。
(私たち獣医師にも立ち向かってきます 笑)
正直、甘やかすと手が付けられなくなります…
飼いやすさは?
チワワは超小型犬に分類されますので、日本の狭い住宅スペースでも十分一緒に暮らせます。
その点だけでも十分に飼いやすい犬種といえるでしょう。
食事の量や排泄量も少なく、そういった現実的な部分を見ても一般家庭で飼うには負担は少ないと思われます
ただ、先ほども書いたようにチワワは結構気が強いです。
小さいからといってしつけを怠るとなかなか大変なことになりますので、油断はしないようにしましょう
いくら小さいといっても犬は犬。ウサギやハムスターとは違いますので…
多い病気は?
チワワは…病気が多いです。
この原因は悲しいですが人間にあります。
トイプーでも触れましたが、特に日本では小さい犬種が人気があります。
人気のある犬種は増やそうとするのが人間。
小さい犬種の方が世間的に好まれるせいで、どんどん小さく、目や頭は大きく改良(改悪?)されました。
その結果、無理な繁殖により頭部や骨格に問題のある個体が増えてしまったんですね…
そんなワケで、チワワには
水頭症やてんかんといった神経疾患や、膝蓋骨脱臼などの骨疾患が多いです。
水頭症というのは、脳にある側脳室というスペースに脳脊髄液が過剰に貯留し、脳実質が圧迫されてしまう病気です。
ほとんどが生まれつきのもので症状を起こさないことも多いですが、まれに痙攣や震えといった神経症状を起こす場合があります。
また、大きな頭という特徴ゆえ、頭部に『ペコ』と呼ばれる凹みがある子が時々見受けられます。
これは泉門と呼ばれる頭蓋骨の接合部の隙間です。(ヒトの赤ちゃんでもありますね)
大部分の子は成長につれてふさがりますが、時折成犬でも見られる子がいます。
そういった子は頭をぶつけたりといった大きな衝撃には特に注意しましょう。
また、小さい身体ですから思いもよらないケガを負うこともあります。
性格も勇敢で大型犬にも果敢に挑んでいきますから、ドッグランなどでは目を離さないようにしましょう!
…これで人気犬種3頭が終わりましたねー!
小さい子も大きい子も、それぞれの良さと大変なところがありますね
(チワワの絵描こうと思ったのにiPadが死亡した…)
そして!!明日と明後日はついに獣医師国家試験です!!!
全国の獣医学生たち頑張ってー!
もうちょっとで楽しい春休みが待ってるよ