獣医師みやも&ブリ太郎のすったもんだ日記

愛猫ブリ太郎と、動物病院の日常やどうでもいい日々を綴ります。

2019年06月

こんばんは!
なんだか台風が生まれたみたいですね…
どうりで風が強いわけだ。




さて、先週は久しぶりに乗馬へ行ってきました!
場所は車で10分くらいの場所にある乗馬クラブ
こちらは病院に昔から来られている飼い主さんが経営しております


今回乗せてもらったのはニコちゃん
元JRAの練習馬で、オランダからやってきたエリートくんだそう
とっても大きくて、落ち着いた子でした!
私の拙い扶助もしっかり汲み取ってくれるお利口さん。
17歳のおじいちゃんとは思えません…


そして久しぶりの馬の背中はやはり最高!
駆歩なんて空を飛んでるかのようです。
(ニコちゃんが大きいので、よけいに浮遊感がありました)

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跨る私…。
なんて足が短いのでしょう。全然お腹に脚が届いていないではありませんか。



そして今回は看護師さんのTさんも初参戦!
初めてなのに、なんと速歩までできるようになっていました
(馬の歩様には、常歩・速歩・駆歩に分類されます。よく競馬で見る走り方は襲歩と呼びますが、馬術では使いません。)


指導者の技術もありますが、Tさんの運動能力でしょうね
まさか乗って初日でそこまでできるとは思いませんでした。


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こう見るとニコちゃん大きいな~


私たち、ここではのんきにピースなんてしてますが、この後太ももと腹筋の激烈な筋肉痛に襲われます。
乗っている間は気付かないんですけどね 笑



乗馬、楽しいですよー♪
公式で動物と一緒に行うスポーツは馬術だけですから
動物好きならぜひ人生で一度は体験してほしいです


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お鼻の先は柔らかいんです

こんばんは!

6月はなんて忙しいんでしょうか…
毎度毎度すみません。でもそれほど忙しい…


さて、前回はワンコたちの耳の構造と、外耳炎の原因について書きました。
今回はその外耳炎の症状と治療?というか実際の耳のケアについてです


 外耳炎の症状 
前回書いたとおり、外耳炎の原因は主にブドウ球菌マラセチアといった細菌の増殖によるものです。
(中には緑膿菌や異物、腫瘍が原因となることもありますが…)

症状はその子によって様々。
主に出てくる症状は
・耳道の赤み
・耳道の腫れ
・痒み
・匂いの強い耳垢が出る
・膿のような耳ダレが出る

といったもの。

耳道が少し赤くなるといった軽度の子もいれば、耳道が腫れてしまって完全に塞がってしまい、耳垢も膿状のものが多量に出るといった重度の子まで、程度もかなり差があります。


困ってしまうのは、痛みが出てしまうパターン
痛いと触らせてくれませんから、もちろん耳掃除もなかなかできません。
そのためどんどん悪化して、気づいたらひどい状態に…ということがあるので厄介です
(基本的に病院で処置しますが、場合によっては鎮静が必要になることもあります。)


もちろん症状が軽いほど治療への反応がよく、治りも早いです。
大事なのはいかに早期に発見できるか。
慢性化すると結構大変です…



 耳掃除の方法 
外耳炎の治療は基本的に耳道洗浄+抗生剤入りの点耳薬です。
(耳道のただれがひどい場合は洗浄しない場合もあります)

 
今回は基本的な耳掃除の方法を説明します。

ご協力いただくのは、当病院のわんこ『チップ』です
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大人しすぎて、エコー実習をチップでさせてもらった時、外部の先生に『この子は鎮静かかってるの?』と言われたほど。
(全身的に皮膚炎が悪化しているので、現在治療中です)


さて、実際に耳掃除をしていくわけですが…


まず使用するのはこちら

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・洗浄液(エピオティック)
・脱脂綿(柔らかいコットン等ならOK)

洗浄液は大きめのペットショップであれば取り扱っていると思います。
脱脂綿はお化粧用のものでもOKです。


①耳介を持ち上げて耳の穴が見えるようにします
(だいたいの子は動いてしまうので、誰かに頭を押さえてもらうとやりやすいです)

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②洗浄液を数滴入れます。
*入れすぎると溢れます!注意
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③耳の付け根を揉むようにして、耳道を洗います。
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ここがポイント!
前回書いたとおり、犬の耳道は長いです。
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洗い方としては、洗浄液で奥の汚れを浮かせてくるイメージ
綿棒では汚れを取ろうとしてもまず届きませんし、傷つけてしまうこともあるのでこの方法がベストです。
私たちは優しく揉み洗いすることもあれば、グッチュグッチュと音を立てて洗うこともあります。


④最後に洗浄液と一緒に浮いてきた汚れを拭き取ります。
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そして①~④を繰り返すだけ。

爪切りと同様、慣れないうちは一気にしようとはせず、少しづつ洗浄してみましょう。
一度イヤな思いをすると次から苦労してしまうので…

耳掃除は1回だけではありません。
外耳炎を起こしている場合は毎日しなくてはいけないこともあります。
なので特に問題のない時期から、練習をして慣れておくといいですね


ちなみに特に問題のない耳であれば、耳のお掃除は月1回ほどでもいいかもしれません。
ただ、日常的なチェックは忘れずに!
なにかおかしいな?という様子があれば、すぐ病院へ連れてきてください



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こんばんは!

梅雨ですね…
じめじめすると動物たちに数々のトラブルが増加します。

そのひとつが
外耳炎
です

外耳炎…
人ではあんまり馴染みがないかもしれませんね。
毎日お風呂に入りますし、耳掃除もこまめにしますし


ただ、動物病院では、件数の多い症例のトップ5に入るくらい多い病気です。
というのも
・耳の構造が複雑で耳道が長い
・犬種によっては耳に毛が生えている
・そもそも気付かない

といったことが原因で、動物の耳の疾患は悪化しやすいから。
では、それぞれについて説明していきます

 犬の耳の構造 

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犬の耳は人とはちょっと違います(犬と猫はほとんど同じです)

もちろん耳の基本的な構造(鼓膜や鼓室、内耳など)は同じですが、ひとつ大きな違いは
垂直耳道と水平耳道が存在する=耳道がとても長い
こと

そこが犬たちの耳の特徴であり、弱点でもあります…。

犬の外耳炎を起こす原因のほとんどは、真菌(マラセチア)や球菌(ブドウ球菌)といった耳の常在菌です。
大腸菌のように、普段は仲良く生活しているのに、増えすぎてバランスが崩れることで炎症を起こしてしまうのです。


健康状態の耳は自浄作用を持ち、汚れは自然と外に排出されてきます。
基本的にはそれを軽くふき取るだけで手入れは十分とされています。(人でも最近は耳掃除はそこまで必要ないと言われていますよね)

しかしそこで、細菌感染や炎症によって耳道環境のバランスが崩れると…
複雑な耳の構造のせいで、汚れは籠りやすいわ掃除はしにくいわで耳の症状は一気に悪化します


特に垂れ耳の犬種(レトリーバーやダックスなど)や耳に毛が多く生えている犬種(プードルやシーズーなど)、耳道にアポクリン腺が多く分布する犬種(コッカーやパグなど)は注意が必要です…。


 犬の耳毛は抜かなきゃダメ? 

『先生、耳毛は抜かなくてはいけないですか?』

先ほども触れましたが、耳に毛が生えている犬種が存在します。
代表的なのはやはりプードルやシーズーですね。

その犬種達の飼い主さん方からよくされる質問です


答えは…

『場合によりけり!!』
です。笑


確かに犬の耳毛は密集して生えるので、熱や湿気は籠りやすく汚れも絡みやすくなります。
しかし、だからといって健康な耳の子の毛を全て取り除く必要はありません。
外耳炎の程度によっては、耳毛を抜くことで炎症が悪化することさえあります


耳毛を抜く必要があるのは、毛が密集しているせいで、耳道内の通気性が悪くなっている場合や耳垢が絡んだりして不衛生になっている場合。

その場合は、ただれがひどい部位を避けて抜いてあげるようにしましょう


 そもそも気付かない… 

これが実際外耳炎を悪化させる一番の原因かと思います。

耳を喜んで触らせてくれる犬はあまりいません。
とくに外耳炎を起こしていたり、違和感のある子は耳付近に触れることさえ嫌がります。


基本的に外耳炎を時間をおけばおくほど悪化します。
そして放置して耳を振ったり掻いたりを繰り返すと、耳血腫や外傷を引き起こす原因にもなってしまいます。


まずは普段から耳に触る訓練をしておくこと。
これは犬たちの身体をケアするうえでもとっても重要です。

耳に触れない子でも、耳をやたらと掻いたり頭を振ったりといつもと違う様子が見られたら、なるべく早く病院へ連れてきてください。

外耳炎は基本的に命にかかわるような病気ではありませんが、悪化するとなかなかに厄介です…


次回、耳掃除のしかたと、外耳炎の症状・治療について書きたいと思います
ではでは~



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こんばんは。

今日の金ローはアラジンでしたね!
やっぱり本家は最高ですねぇ。劇団四季のもよかったですが



さて、今の時期猛烈に毛が抜ける方がたと一緒の皆様、いかがお過ごしでしょうか?

うちのブリも例外でなく、毎日スリッカー&コロコロ&掃除機のコンボをかましております

最近のブリというと…

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毎日こうして高見櫓から偵察しています
そう、ブリが額をくっつけている網戸もまた、毛だらけなのです…

この毛をなんとかしたい。
日々悩んでいたところに、こんなものを見つけました!



無限コロコロこと、抜け毛とりクリーナーです

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裏返すとこんな感じ。

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赤いところに毛が絡むんですが、このグレーのゴム部分が上下に動いて絡んだ毛を中に取り込んでいきます。

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ほら、いっぱい入ってるでしょ?笑

コロコロを同じ要領で使えるし、何より経済的!
もちろん場所によって粘着テープのコロコロと使い分けますが、結構便利です。


毛でお悩みの皆さんにおすすめの一品ですぞ!

こんばんは。

ゴジラが観たい。あーゴジラが観たい。



さて、今日は
ほんとうにあった犬達の異物誤飲症例をご紹介します。

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まだまだありますが、まずは選りすぐりの症例たちから。


彼らはほんっっっとーーーに色んな物を食べます。
そして誤食癖のある子は、何度も繰り返すことが多いですね…



個人的に最後のジャックラッセルおじいちゃんはかなり衝撃的でした。
10年以上もひっそり胃の中にあったとは…

実は、中毒物質でなければ、異物は胃の中にあるだけでは症状を起こすことはあまりありません。
これが胃から出て小腸へと流れ始めると、嘔吐などの症状を示し始めるのです。

さすがにこのジャックラッセルくんは稀な例ですが、中には飲み込んでから症状が出るまでブランクがある子もいます。

なので
『最近は落ち着いてきたからオモチャを飲み込んだりなんかしてないはず』
と思っても、油断はできないんですね…



今回は笑い話で済んでくれた症例ばかりですが、もちろんとってもひどい状態になる子もいます。


なにか飲み込みそうなものは、届くところには置かないように気をつけましょう!
 

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