こんばんは!
夏ですね!高校野球がアツいですね
さて、今回はネコのバイタルチェックについて。
これまで病気についてちまちま書いてきましたが、最も重要なことを書き忘れていました…
やはり病気について知るには、正常を知ること。
なんでもない時の愛猫の状態を知ってこそ、病気の時の異変にいち早く気づけると思います。
ネコのバイタルをチェックする時、最適なのはやはり安静時に見ることです。
なのでベストなのはお家でリラックスして寝ている時。
実は病院では極度の緊張で興奮状態にあるので、正確に測定するのは難しいです
なのでここでは、お家でのチェックのしかたを紹介していきます。
体重
病院では体重計付きの診察台ですぐ測れるので簡単な体重測定。
お家ではちょっと大変ですよね。
お家で体重を測る時は、ネコを抱っこして体重計に乗ります。
そこから自分の体重をひいて、ネコの体重を計算します。
抱っこして測った体重-自分の体重=ネコの体重
ネコはその子によって体格が全然違うので、いわゆる正常値というものは存在しません。
2kgほどの小柄な子もいれば、8kg近くにもなる大柄な子まで、案外幅が広いのです
体重が適正かどうかは、BCS(ボディコンディショニングスコア)を使ってチェックします。
体温
正常なネコの体温:38~39度
幼猫:ちょっと高め
老猫:ちょっと低め
興奮すると39度前半程度までは容易に上がります。
なので病院では39度前半までは問題なしとすることも多いです
体温の測定は自宅でハードルが高いかもしれませんね…。
ネコの体温は基本的に直腸温を測ります。
ネコには被毛があるので、ヒトのように脇の下で測ると誤差が出やすくなります。
病院では、動物用の体温計に使い捨てのカバーをして、肛門に差し込んで測定しています。
プローブカバーは一般でも購入可能なので、お家の体温計で測定することは可能です。
当然ですが突然肛門に体温計を差し込むと驚く&嫌がるので、誰かが抱っこして落ち着かせた後に、そーっと差し込むようにしましょう。
(ウンチに刺さると温度が低めに測定されるので注意です💩)
体温計は少なくとも5㎜程は肛門に入れましょう。
浅すぎるとそこはまだ皮膚なので…
体温計を使用しない方法では、耳の付け根や腹部などの毛が少ない部位で触って確かめる方法もあります。飼い主さんが触って熱いと感じたら、実際に熱が高いことが多いですが、短毛種やもともと毛が薄い子の場合はより熱く感じやすいです。
心拍数
100~150/分
幼猫はやや多く、200程度までは正常値とされています。
心拍数の測り方は、①胸に手を当てて心臓の拍動を触知する方法と、②内股の『大腿動脈』から触知する方法があります。
心拍数は基本的に1分間の回数を測定しますが、1分間ずーっと触って数え続けるのはちょっと大変。
なので私たちは、15秒間の心拍数を数えて、それを4倍します。
測定するときは、やはりお家でリラックスしている時にしましょう。
遊んだ後など、興奮している時は簡単に上昇してしまいます…
呼吸数
20~60回/分
呼吸数は心拍数と比べると測りやすいです。
ネコの呼吸数は、胸の動きを数えることで測定します。
心拍数と同様に1分間の回数を数えますが、15秒数えて4倍では誤差が出やすいので、呼吸数は少なくとも30秒間は数えたほうがいいでしょう。
寝ているところを眺めていればいいので、呼吸数よりも簡単です
健康なネコは静かに一定の間隔で呼吸をします。
以下の呼吸が見られた時は要注意!
・荒く早い呼吸
・鼻翼呼吸(鼻の両側がヒクヒク動くような呼吸)
・開口呼吸
*猫は犬と違って普通は口を開けて呼吸はしません。安静時に口を開けて呼吸をしている場合、何かしらの呼吸器異常が疑われます。(興奮時は開口呼吸が見られることはあります。)
また、猫が苦しい時の寝る姿勢は
①伏せの姿勢(肺が圧迫されるので横になれない)
②犬座姿勢(伏せさえもできない…)
③苦しくて寝ることもできない
といった順に進んでいきます…
もちろん普段と違い見るからに苦しそうなので、すぐ分かると思います。
『なんかおかしいな?』と思ったら、すぐ動物病院へ!
動物達の1番の主治医は飼い主さん達ですから
基本的な体温・心拍数・呼吸数について書きましたが、全てにおいて個体差があります。
1回の測定でそれが異常か正常かを判断するのは少し難しいので、普段からこまめにチェックしてその子の正常値がどの程度かを把握しておくのがとっても重要です
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さて、今回はネコのバイタルチェックについて。
これまで病気についてちまちま書いてきましたが、最も重要なことを書き忘れていました…
やはり病気について知るには、正常を知ること。
なんでもない時の愛猫の状態を知ってこそ、病気の時の異変にいち早く気づけると思います。
ネコのバイタルをチェックする時、最適なのはやはり安静時に見ることです。
なのでベストなのはお家でリラックスして寝ている時。
実は病院では極度の緊張で興奮状態にあるので、正確に測定するのは難しいです
なのでここでは、お家でのチェックのしかたを紹介していきます。
体重
病院では体重計付きの診察台ですぐ測れるので簡単な体重測定。
お家ではちょっと大変ですよね。
お家で体重を測る時は、ネコを抱っこして体重計に乗ります。
そこから自分の体重をひいて、ネコの体重を計算します。
抱っこして測った体重-自分の体重=ネコの体重
ネコはその子によって体格が全然違うので、いわゆる正常値というものは存在しません。
2kgほどの小柄な子もいれば、8kg近くにもなる大柄な子まで、案外幅が広いのです
体重が適正かどうかは、BCS(ボディコンディショニングスコア)を使ってチェックします。
体温
正常なネコの体温:38~39度
幼猫:ちょっと高め
老猫:ちょっと低め
興奮すると39度前半程度までは容易に上がります。
なので病院では39度前半までは問題なしとすることも多いです
体温の測定は自宅でハードルが高いかもしれませんね…。
ネコの体温は基本的に直腸温を測ります。
ネコには被毛があるので、ヒトのように脇の下で測ると誤差が出やすくなります。
病院では、動物用の体温計に使い捨てのカバーをして、肛門に差し込んで測定しています。
プローブカバーは一般でも購入可能なので、お家の体温計で測定することは可能です。
当然ですが突然肛門に体温計を差し込むと驚く&嫌がるので、誰かが抱っこして落ち着かせた後に、そーっと差し込むようにしましょう。
(ウンチに刺さると温度が低めに測定されるので注意です💩)
浅すぎるとそこはまだ皮膚なので…
体温計を使用しない方法では、耳の付け根や腹部などの毛が少ない部位で触って確かめる方法もあります。飼い主さんが触って熱いと感じたら、実際に熱が高いことが多いですが、短毛種やもともと毛が薄い子の場合はより熱く感じやすいです。
心拍数
100~150/分
幼猫はやや多く、200程度までは正常値とされています。
心拍数の測り方は、①胸に手を当てて心臓の拍動を触知する方法と、②内股の『大腿動脈』から触知する方法があります。
心拍数は基本的に1分間の回数を測定しますが、1分間ずーっと触って数え続けるのはちょっと大変。
なので私たちは、15秒間の心拍数を数えて、それを4倍します。
測定するときは、やはりお家でリラックスしている時にしましょう。
遊んだ後など、興奮している時は簡単に上昇してしまいます…
呼吸数
20~60回/分
呼吸数は心拍数と比べると測りやすいです。
ネコの呼吸数は、胸の動きを数えることで測定します。
心拍数と同様に1分間の回数を数えますが、15秒数えて4倍では誤差が出やすいので、呼吸数は少なくとも30秒間は数えたほうがいいでしょう。
寝ているところを眺めていればいいので、呼吸数よりも簡単です
健康なネコは静かに一定の間隔で呼吸をします。
以下の呼吸が見られた時は要注意!
・荒く早い呼吸
・鼻翼呼吸(鼻の両側がヒクヒク動くような呼吸)
・開口呼吸
*猫は犬と違って普通は口を開けて呼吸はしません。安静時に口を開けて呼吸をしている場合、何かしらの呼吸器異常が疑われます。(興奮時は開口呼吸が見られることはあります。)
また、猫が苦しい時の寝る姿勢は
①伏せの姿勢(肺が圧迫されるので横になれない)
②犬座姿勢(伏せさえもできない…)
③苦しくて寝ることもできない
といった順に進んでいきます…
もちろん普段と違い見るからに苦しそうなので、すぐ分かると思います。
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基本的な体温・心拍数・呼吸数について書きましたが、全てにおいて個体差があります。
1回の測定でそれが異常か正常かを判断するのは少し難しいので、普段からこまめにチェックしてその子の正常値がどの程度かを把握しておくのがとっても重要です
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