こんばんは!

6月はなんて忙しいんでしょうか…
毎度毎度すみません。でもそれほど忙しい…


さて、前回はワンコたちの耳の構造と、外耳炎の原因について書きました。
今回はその外耳炎の症状と治療?というか実際の耳のケアについてです


 外耳炎の症状 
前回書いたとおり、外耳炎の原因は主にブドウ球菌マラセチアといった細菌の増殖によるものです。
(中には緑膿菌や異物、腫瘍が原因となることもありますが…)

症状はその子によって様々。
主に出てくる症状は
・耳道の赤み
・耳道の腫れ
・痒み
・匂いの強い耳垢が出る
・膿のような耳ダレが出る

といったもの。

耳道が少し赤くなるといった軽度の子もいれば、耳道が腫れてしまって完全に塞がってしまい、耳垢も膿状のものが多量に出るといった重度の子まで、程度もかなり差があります。


困ってしまうのは、痛みが出てしまうパターン
痛いと触らせてくれませんから、もちろん耳掃除もなかなかできません。
そのためどんどん悪化して、気づいたらひどい状態に…ということがあるので厄介です
(基本的に病院で処置しますが、場合によっては鎮静が必要になることもあります。)


もちろん症状が軽いほど治療への反応がよく、治りも早いです。
大事なのはいかに早期に発見できるか。
慢性化すると結構大変です…



 耳掃除の方法 
外耳炎の治療は基本的に耳道洗浄+抗生剤入りの点耳薬です。
(耳道のただれがひどい場合は洗浄しない場合もあります)

 
今回は基本的な耳掃除の方法を説明します。

ご協力いただくのは、当病院のわんこ『チップ』です
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大人しすぎて、エコー実習をチップでさせてもらった時、外部の先生に『この子は鎮静かかってるの?』と言われたほど。
(全身的に皮膚炎が悪化しているので、現在治療中です)


さて、実際に耳掃除をしていくわけですが…


まず使用するのはこちら

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・洗浄液(エピオティック)
・脱脂綿(柔らかいコットン等ならOK)

洗浄液は大きめのペットショップであれば取り扱っていると思います。
脱脂綿はお化粧用のものでもOKです。


①耳介を持ち上げて耳の穴が見えるようにします
(だいたいの子は動いてしまうので、誰かに頭を押さえてもらうとやりやすいです)

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②洗浄液を数滴入れます。
*入れすぎると溢れます!注意
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③耳の付け根を揉むようにして、耳道を洗います。
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ここがポイント!
前回書いたとおり、犬の耳道は長いです。
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洗い方としては、洗浄液で奥の汚れを浮かせてくるイメージ
綿棒では汚れを取ろうとしてもまず届きませんし、傷つけてしまうこともあるのでこの方法がベストです。
私たちは優しく揉み洗いすることもあれば、グッチュグッチュと音を立てて洗うこともあります。


④最後に洗浄液と一緒に浮いてきた汚れを拭き取ります。
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そして①~④を繰り返すだけ。

爪切りと同様、慣れないうちは一気にしようとはせず、少しづつ洗浄してみましょう。
一度イヤな思いをすると次から苦労してしまうので…

耳掃除は1回だけではありません。
外耳炎を起こしている場合は毎日しなくてはいけないこともあります。
なので特に問題のない時期から、練習をして慣れておくといいですね


ちなみに特に問題のない耳であれば、耳のお掃除は月1回ほどでもいいかもしれません。
ただ、日常的なチェックは忘れずに!
なにかおかしいな?という様子があれば、すぐ病院へ連れてきてください



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