今日病院に来たかわいいにゃんこ(笑

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あー…残念。
上も開いちゃうタイプのキャリーバッグでした。

どうしても出たくなかったのにね


最近はキャリーバッグって色んな種類がありますよね。
前扉式のものやフタが外せるタイプ、リュックサックタイプの可愛いものまであります。


病院に連れて行く時におススメなのは、やはり上が大きく開くタイプのもの!
イラストほど開かなくても大丈夫ですが(笑
上が開いてくれると猫ちゃんたちをとても出しやすいです。


逆にあまり勧められないのは…
前(扉)しか開かないタイプのもの

猫達を運ぶためのキャリーバッグで最も大切なのは
『入れやすく出しやすい物』
だと個人的に思っています。

診察室での猫の診察で私たちが最初にする仕事は 猫をキャリーバッグから出すこと です。
実はこれがひと苦労。
基本的に猫達は診察室で出される時は全力で抵抗します。
(たまーーーに自分から出てきてくれる子もいますが)
慣れている子ならともかく、慣れていない子や警戒心MAXの子は爪を立てて踏ん張って必死です。

まあ猫達からしたら、何をされるかも分からない上にだいたい嫌なことが起こる場所に出されるんですから当然ですよね。

そんな子で入り口が小さく一つしかないタイプのものだとまあ大変です。
入り口から手を入れて体をつかんで引っ張って…
猫が最も嫌がることをしなくてはいけなくなってしまいます。
(今日は鳥カゴに猫を入れてきた飼い主さんもいましたが)


『あら~、来る時は入れるの大変だったのに帰りは自分から入るのね~』
ほとんどの猫飼い主さんが言うセリフですね(笑
猫達は出すのも大変ですが、家でバッグに入れるのも一苦労の子が多いです。

彼らはとても勘がいいので、いつもと違う様子をいち早く嗅ぎ分けます。
中には出かける準備をする頃にはこっそりと姿を消す子も…(笑

入り口が小さなキャリーバッグだと、中に入れるのにもとっても時間がかかってしまいます。
これではお互い大変なことばかりですもんね。


できれば、デザインが可愛くなくても大きく開いてくれるバッグを選んでほしいです。

もし、入り口が小さなバッグしか持ってなかったり、そもそもバッグを持っていない場合は
洗濯ネット に入れてきてください。
洗濯ネットは実は動物病院の必需品!
見た目はかわいそうに見えるかもしれませんが、案外猫達は落ち着きます。
そして私たちもとても扱いやすくなります。


また、猫を小型犬のように抱っこして連れてくるのは絶対にやめてください
猫は犬と違ってとっても身体が柔らかく、人の腕なんてその気になれば簡単にすり抜けることができます。
病院に来ることは動物たちにとっては非常事態。
特にデリケートな猫たちは思いもよらない行動をすることがあります。

待合室の大きな犬や吠える声に驚いて腕から抜け出し、ちょうど開いていたドアから外に飛び出して…
想像したくもないですよね。
でもこれ、実際にあった事故なんです。

動物達を病院で扱う際は、お互いに念には念を入れましょう


ちなみにブリが使っているキャリーバッグはこのタイプです。
イラストの子と同じタイプのものですね
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あとはなんだかんだこのタイプが一番シンプルで楽です